2023年3月17日付意見書からの抜粋:
「数年前には医学界は,いわゆる無輸血治療は患者にとって極端で生命を脅かすものであると考えていました。医学界に深く刻まれているのは,患者は生き続けるためには特定の血中濃度を維持する必要があり,輸血が唯一の治療法であるという見方です。
……これが当てはまる特定のケースもありますが,大半のケースまた患者には当てはまりません。近年,この見方は変わってきました。私個人としては,貧血を予防し,失血をできるだけ抑えて,同種血や主要成分の輸血が必要にならないようにし,安全で効果的な手術方法を使用して患者の臨床イメージを高めるよう努めています」。
「無輸血手術を支持する私たちのような外科医は,この方法によって,輸血の購入,保管,処理,検査,実施にかかるコストが削減されるだけでなく,輸血によりかなり長い入院期間が生じるために引き起こされる感染症や合併症の危険も最小限に抑えられると述べています」。(原文はギリシャ語)