2023年12月20日付意見書からの抜粋:
「私は医療従事者として,是非皆さんに感謝をお伝えしなければならないと感じています。主治医としてあらゆる年齢層の患者さんと協力し,成果を得るという機会をいただいてきましたが,それによって,無輸血心臓手術という分野で素晴らしい結果を得られ,自分自身外科医として成長できました。またそれだけでなく,患者さんの人生で特に難しい状況の中で,医師として患者さんとコミュニケーションを行うという分野でも成長できました……」。
「この人たち(エホバの証人たち)の冷静さと礼儀正しさは,実に印象的です。……医師と医療スタッフたちから成るチームに対して楽観的で信頼感が伝わってきます。もちろん,喫煙やアルコール乱用といった有害な習慣とは無縁であり,現代の私たちが抱える健康問題に通じており,予防健診に関するガイドラインにはいつも必ず従っています」。
「最後に,私は無輸血手術を固守することで,より良い外科医になれたと確信しています。それは技術的なことだけを言っているのではありません。確かに心臓移植はこの方法で行うようになりました。でももっと重要なこととして,輸血を回避することで,患者さんたちは術後合併症なく素早く回復するようになりましたし,子どもたちや母親たちについてはその後の人生に大きなメリットがあります」。(原文はギリシャ語)