小瀬忠男医師

アジア | 日本

2024年2月1日付意見書からの抜粋:

「そもそも患者様には,ご自身が受ける治療の選択権があると思います。輸血拒否という理由だけで治療拒否,『助けてください』という患者様を『助けない』というのは私のポリシーに反します。

……浜田山病院整形外科では無輸血手術を行なっております。……主に私が人工関節や脊椎手術……を担当しています。ほとんど全ての整形外科領域手術を無輸血で受けられるとご理解いただいて差し支えません。

無輸血手術を安全に行うためには,『最高の技術を持って,手術時間を最短にし,出血量を最小にし,輸血が必要にならないよう安全に努める』ことが重要です。

また,もともと貧血がある方には,術前に一般的な貧血改善薬による治療を施行した後に,手術を受けていただくようお勧めしています。私達はこのようにして考えうる様々な方法を駆使して無輸血手術に臨んでおりますが,最も高度な医療技術を持つ大学病院や高次医療機関にこの無輸血手術を牽引していただけたらと思っています。前述の通り,私達の行なっている整形外科手術において,術後に輸血が必要になったケースは 1 例もありません」。(原文は日本語)