ホセ・ロケット教授

ヨーロッパ | ポルトガル

2023年12月24日付意見書からの抜粋:

「宗教上の理由で輸血を受け入れない患者は,いつも最大限に協力的で,理解があり親切です。誰でも自分の宗教,私の場合はカトリックですが,誰かが自分の宗教上の決定に疑問を差し挟むことを望まないのですから,エホバの証人の決定を他の人が疑問視することはできません。私は入院中のエホバの証人の患者が他の患者に,自分の信仰を広めようとするのを見たことがありません。とても友好的な人たちです。

エホバの証人は私や同僚の医師を信頼し,看護師とも友好的な関係を築いています。エホバの証人の代表者とは何度も会って話しています。いつも解決策として代替療法を提案してくれるので,可能であれば採用しています。

こうして良い関係を築いてきたので,私たち医師とエホバの証人の患者の信頼関係は,他の患者やその家族との信頼関係と何ら変わりありません。

この証言を書いて思い出すのは,血液の使用を最小限に抑えるという目標が,私の診療や,勤務していた医療機関に与えた影響のことです。この目標を達成するためのプロトコルの多くは,エホバの証人の組織との協力関係から生まれました」。(原文はポルトガル語)